EL COCODRILO CLUB

雲外蒼天 イツニナッタラハレルヤ キューバとかサルサとかウチノサムライとか

特に食に執着してるわけでもないのに旅先で食べるものに困るケースについて

ケース1

ずいぶん昔、初めて一人で海外旅行した時、母におにぎりを持っていけと言われ、遠足ではないからおにぎりはちょっと、と言ったら、でも、と、無理矢理バナナとパンを持たされた。

遠足じゃないのに、とは思ったけれど、スーツケースにそれらを入れて出発。

途中で何か買うか、レストランでも、と思ったけれど、結局、夜の空港に着いたのでお店もなく、ホテルのレストランも閉店していて、やばい、腹ペコだ、と思った時、思い出した。

バナナとパンを持っていたことに。

(この時のBGMは、NHKのぞ自慢の最高点を出した時のあれ)

初めての一人の海外旅行で、長いフライトの末に着いた一人のホテルの部屋で、日本から持ってきたバナナとパンを食べて、お母さんは、えらい。おにぎりも持って来ればよかったと思ったの巻。

ケース2

ケース1よりもうしばらくたった頃で、そんな食いっぱぐれるところだった経験も薄れていた頃。

初めてのキューバ。しかもまたも一人。

キューバには何もないよ。と言われていた頃。確かに空港からホテルまでくる道道、商業的な看板も見当たらず、マックもケンタもコカコーラもないんだし。普段そういうの食べないけど、でもなんだか大きな後ろ盾を失った気分。でも、バッグの中には乗り継ぎの空港で朝食用に買った、でかい外人サイズのブルベリースコーンを半分残したやつを捨てずに持っていたのだった。なぜ捨てなかったかというと、結構高かったから。なぜ全部食べなかったかというと、それは砂糖水の涙が出そうなほど甘かったから。

甘いものは苦手。でも仕方ない。これが一番甘くなさそうだったんだもん。

初めてのキューバなので知り合いもなく、ホテルの部屋でボロボロ崩れる甘ったるいスコーンを嫌々食べながら、早く朝になって朝食のハムエッグとか食べたいなと思ってるの巻。

ケース3

ケース1と2があったから、今日の私の気づきがあったのだ。

明日ウチノサムライが数年ぶりに帰国するのだけれど、事情があって私も空港へ同行する羽目に。それはおいといて、フライトが深夜なので、機内では朝まで食事が出ない模様。

ということは、乗る前になんか食べろということか。

楽しくなってきた、空港のレストランで、何食べよう、とフロアマップを漁っていて気づいたこと。どの店もアイツのせいで早々に店じまい。。

つまり、私とサムライが空港に到着する頃には、みんな閉店してしまっているみたいなのだ。

トラを飼ったことはないけれど、空腹のキューバ人を連れて回ることは、凶暴なトラの首に鎖をかけて連れ回るようなものと言われている。

明日は、遠足じゃないけれど、行く前にバナナとパンを調達しておく予定。

旅行中って、意外と、食べれそうで食べられず。

明日の今頃は、インターナショナルエアポートのベンチで、私とサムライが、マイバッグからバナナとサンドイッチを取り出してもぐもぐ食べていることでしょう。

コーヒーポットは機内持ち込み手荷物でもいいのかな。

ケース4につ・づ・く。