毎度忘れていて、夏になると思い出すこと。
大きなグラスに氷を入れてアイスコーヒーを直飲みしようとして、氷に阻まれて、口の端からコーヒーがこぼれて、シャツを汚す。
それを一度やってから、ストロー!と思い出す。
思い出してからは、快適にごくごく飲むんだけど、一度でポイしないで、ちゃんと洗って使いますよ。もちろん。私だって、ゴミは出したくない。
使う人の意識の問題なのに、最近はストローが悪者になって可哀想だ。
こいつのおかげで、私はシャツにコーヒーのシミをつけずにいられるのに。
最近のストローはビニールで包装されてるけど、昔は紙で包装されてて、ストローを取り出す時くしゅくしゅにして、そこにストローで飲み物を一滴とってぽたっと落とすと、くしゅくしゅが生き物みたいに動いて、それがおもしろくて、
「ヘビ!」
と、私が言ったら、一緒にいた友達は、
「パパの出張!」
と、言った、その意味を訊いておけばよかった。
と、これまた、毎度思い出すこと。
これを書きながら、今日も一滴もこぼさずに、アイスコーヒーを飲みました。
誰もいない時、最後までジュルジュルするのも好きです。