サムライは正真正銘のオンチです。
でも決して歌うことは嫌いではない、というか、そういう人にありがちで、下手だってわかってるけど歌うのは好き。
眠い時、居眠り運転にならないように歌ってというと、冗談が通じないので歌ってくれます。
このブログでも紹介してる「HABANA」というカミーラちゃんの歌がありますが、あれの、「♪うーう ううううううー」というサビ部分。
運転中にあれを隣で歌われたら、首が折れそうです。この先数年分の笑いをキープすることができます。
でも、
「もっと歌いなさいね。歌えば歌うほど、下手なのも少しは上手になるから。ほら前より上達してるじゃないの」
というと、冗談が通じないので、
「かなり良くなってると、自分でも思う」とのこと。
くやしいのは、
こんなにオンチなのに、サムライはネイティヴなので、当然だけど初見の曲のコロ部分をあっという間にコピーして口ずさんでしまうこと。
私は、ネイティヴじゃないから、音程に問題はないけれど、その早口言葉みたいなスペイン語を口の中で何回も何回も転がしながらするっと出てくるように練習しなくちゃならない。
音程がとっぱずれながらもスラスラと歌詞をコピーして歌うキューバ人と、
音程は正確だけど、歌詞はもたついて眉間にしわを寄せながら、ロロローと言ってる日本人が、
同じ曲を聴いて、それぞれに楽しんで、これも音楽のチカラなんだなと思うと、くやしいけど、これでいんだな、と思ったり。