EL COCODRILO CLUB

雲外蒼天 イツニナッタラハレルヤ キューバとかサルサとかウチノサムライとか

super turistica 12




↑メーターを細工され遠回りされたタクシーから撮った午後のマレコン。
高くついた。乗ってる間中、日本語で文句たらたら言ってやったのも今は笑い話。

la gente

いつも上質なキューバ音楽を聴いていて、これが普通なんだと思ってた。
キューバ人のかっこいいダンサーのレッスンを見てて、こんなものなんだと思ってた。

国民の1%がミュージシャンだって言われてるけど、残りの99%は普通の人達。
月曜から土曜まで仕事に行って。
お店の前で日向に並んで待って。
今は無理だけど、いつか買おうと思ってるものがあって。
テレビのコメディ番組を楽しみにしてて。
踊れないけど音楽を聴くのは好きだとか。
ダンスは大好きだけどクラベスなんて手にしたのはじめてとか。
パパの誕生日はみんなを呼んでパーティやるんだとか。
自分の子供も近所の子供もひっくるめて面倒みてるとか。
当たり前だけど、すごく普通の99%。
もちろん、99%全部が普通の人ではないけれども。

それで、その1%から選抜されたきら星のようなバンドが作りだす曲の中に、
よく、la gente! とか、mi gente!ていう呼びかけがでてくるんだけど、
その意味がね、少しわかるような気がしてきた。

普通の人語録。
「どのバンドが一番好きなの?van van は別にして」 やっぱりね。
サルサはソンだし、ソンはサルサだよ。同じこと」 ソンの心という意味かな。
「この子、chinaなのにcharanga知ってるよ」 chinaじゃないってば。

途中でミネラルウォーターを買いに行くのが面倒になり、水道水に切り替えた。
温水がでず、息を止めて水シャワーでとおした。
ちょっとくらい悪くても、ごめんなさいを言わなかった。
といった意味のsuper turistica。

darling,darling,tu eres la turista,
la de buena vista,
oh,muchacha,que te pasa,my darling♪

また行くのかって?
どうしよっかなあ。